特別史跡 旧閑谷学校
こんにちは!大槻です
先日,2か月に1度,箕面にある時習堂で学ばせていただいている方々、また、親子で参加の子ども論語塾の方々と年に1度のバスツアーに参加させていただきました。
行き先は岡山県備前市にある、旧閑谷学校(世界最古の庶民のための公立学校)です。
実は、岡山に住んでいた20代前半に行った事があるのですが、当時は全く興味がなく、名前だけは憶えているものの記憶にありませんでした
今回はガイドボランティアの方を頼んでくださっていたので、詳しく話が聞け、とても興味深く見てまわれました。
最初に思ったのは、写真ではなかな伝えづらいのですが、建物や風景がとても美しい事です.。
350年前に作られた物なのですが、水はけをよくしたり、空気の通りをよくしたり、火事にならないようにするなど、随所随所に長く保存できる工夫がなされていました。
茅葺だった屋根は現在備前焼の瓦でできていて、前日雨だったこともあり、色がとても綺麗でした。
当時、時々、藩主が子供たちの学んでいる姿を見に行られていたそうですが、その時休憩したり、宿泊する建物が子ども達が学ぶ講堂(国宝)と比べて質素で、建物から子ども達を眺めるのに、上からにならないよう同じ高さにされていると聞きました。これも孔子の教えからくるそうです。
訪れたのが、年に1度の孔子の徳をたたえる、釈菜(せきさい)とよばれる伝統の儀式の日で、孔子の像を見る事ができました。
そして、紅葉の時期には、2本の立派な楷の木が赤とオレンジ色に染まるそうです。今回はまだ紅葉には早く、色づいていなくて残念でした。
楷書という言葉がありますが、それは、楷の木の葉が綺麗に並んでいる事からくるのだと教えてもらいました。
この楷の木の緑が子ども達が学ぶ講堂(国宝)の床に反射して、それは綺麗でした。
今回初めて参加したのですが、思い出に残る楽しい一日になりました
次は紅葉の季節に訪れたいです