人生の最終段階の事前指示書
こんにちは!大槻です
葉が色鮮やかに色づき紅葉が見頃ですね
テレビでも紅葉の景色を楽しんでいます。
さてこの間、実家に行った時に印鑑を持参し、前から頼まれていた両親それぞれの『人生の最終段階の事前指示書』にサイン、押印してきました。
両親は前から延命措置は(人工呼吸器や胃瘻)しないと言っていたのですが、元気なうちに書面で残す方がいいと知り、親戚に見本を見せてもらい作成していました。
母は4姉妹の長女で父を婿養子として迎えていて、祖父母が高齢になってからは両親の介護をしていました。姉妹は仲良くて、叔母達もよく両親の介護のため里帰りしていたのを思い出します。
母の実母(私の祖母)が88歳の時に胆石の手術をする事になりました。祖母の事は最終的には長女である母に一任されていたのですが、手術の2時間前にお医者様から、呼吸が止まった時は、人工呼吸器をつけさせてほしいと頼まれたそうです。祖母が高齢だった事もあり断ったら、責められるような言い方を事をされたそうです。多分、断る方はまれだったのだと思います。結局、人工呼吸器がつけられないのなら手術はできないと言われたのですが、その後祖母の胆石は動き痛みもおさまり、90歳まで生きました。
この時の事から、両親も自分の意志が伝えられなくなった時、子ども達に迷惑をかけないようにしたいと思ったようです。
後になって母は、義母ではなく実母だったから決断でき断る事は出来たと言っていました。義母だったらあとから、父の兄弟や親戚と揉める事になったかもしれません。
現在、少子高齢化が進み、年々国民医療費が増加しています。そして労働人口が減り、税収入は少なくなってきています。
コロナ禍で失業に追い込まれた方も多いと聞くのでさらに減るだろうと思います。
延命治療も医療費を上げている1つでもあると知り、もし、希望しないなら
元気なうちに本人の意志が尊重されるよう書面で残しておくのは、子ども達も悩む事がないし大切なように思いました。
国民医療保険制度がパンクしない、いつまでもあるようにするためにも考えていかなければならない事だと思います。